一度折れた箇所は再び折れやすい
掛軸も長年飾ったりしていると落としてしまったり
強く巻きすぎたりと色々な理由で掛軸が折れてしまうことがあります。
一度折れるとそこから絵具が剥がれてきたり破れたりすることがあります。
そういった「折れ」の部分を裏から補強することを【折れ伏せ(おれぶせ】と呼びます。
![](https://iwasaki-seishodo.com/wp/wp-content/uploads/2023/10/DSC03263-1-1024x683.jpg)
![](https://iwasaki-seishodo.com/wp/wp-content/uploads/2023/10/DSC03266-1-1024x683.jpg)
細く切った和紙で一本一本
亀裂部分や折れた部分に裏から細く切った和紙を貼っていきます
![](https://iwasaki-seishodo.com/wp/wp-content/uploads/2023/10/DSC03268-1024x683.jpg)
![](https://iwasaki-seishodo.com/wp/wp-content/uploads/2023/10/DSC03272-1024x683.jpg)
![](https://iwasaki-seishodo.com/wp/wp-content/uploads/2023/10/IMG_4051-768x1024.jpg)
一本一本貼っていく地味な作業ですが
この作業をするかしないかで10年後、20年後に大きな違いが生まれます
表からは見えない内側にも大切な作業がたくさん隠されています。