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岩﨑精正堂

表具一式 岩﨑精正堂いわさきせいしょうどう
表具師が継なぐ
過去・現在・未来

A complete set of mounting tools, handed down by Iwasaki Seishodo's mounting masters: past, present, and future

岩﨑精正堂の創業は昭和53年。
掛け軸、屏風、額など、先祖代々からつづく美術品を修繕し、過去から受け継がれてきた歴史を蘇らせる仕事をつづけてきました。

富山県南砺市の大自然に囲まれた環境の中に佇む店舗で、家族代々によって営まれ現在に至ります。
5年、10年先ではなく、50年、100年先を見据えて仕事をすること。
いつか自分が大切にしてきた作品を子供、孫の世代が修理に出す。そのとき作品にできるだけ負担がかからないように、丹念に作品の状態を把握したうえで、手作りの紙や糊、湧水など自然由来の材料だけを使用し、最善の修理方法で作業に取り組んでいます。

昨今では世界のインフラ環境が急変し人々の価値観も大きな変化をつづけています。しかし、どれだけ時代が変わっても、変わらない価値をもちつづける唯一無二の作品は存在します。そうした作品が価値を失わない限り、表具師の仕事が消えゆくことはないのです。

岩崎精正堂は「次の時代へ継なぎ守る」という使命感を常に胸に刻みながら、毎日の仕事に取り組んでいます。

Iwasaki Seishodo was founded in 1973. We have continued our work by restoring hanging scrolls, folding screens, frames, and other works of art that have been passed down from generation to generation, reviving the history that has been passed down from the past. The store is located in an environment surrounded by nature in Nanto City, Toyama Prefecture, and has been run by a family for generations. Work with an eye on 50 or 100 years, not 5 or 10 years. Someday, your children and grandchildren will send in the works you cherish for repair. In order to put as little stress on the work as possible, we carefully assess the condition of the work and use only natural materials such as handmade paper, glue, and spring water, and use the best possible repair methods. Masu. ​​In recent years, the world's infrastructure environment has changed rapidly, and people's values are also undergoing major changes. However, no matter how much time changes, there are some unique works that retain their unchanging value. As long as such works do not lose their value, the work of the mounting artists will not disappear. Iwasaki Seishodo engages in its daily work, always keeping in mind the sense of mission to "preserve and pass on to the next generation."

石崎光瑤「冨貴草」

石崎光瑤「冨貴草」

岩﨑精正堂いわさきせいしょうどうの表具師

Mounting craftsman introduction

初代 岩﨑正二が創業した岩崎精正堂は、子の岩﨑正克によって受け継がれ、また2023年には孫の岩﨑太成が入店を果たしました。屋号の由来は「精一杯、正しいことを堂々と」という初代 正二の言葉から。家族によって相伝される技術でこれまで数々の名作を世に甦らせ現在に至ります。

Iwasaki Seiseido was founded by Shoji Iwasaki, and was inherited by his son, Masakatsu Iwasaki, and in 2023, his grandson, Taisei Iwasaki, joined the studio. The name comes from the words of Shoji Iwasaki was said, ``Do your best,Do the right thing confindently.'' Using techniques passed down through family members, we have restored many Japanese paintings.

2代目 岩﨑 正克

Message

表具という仕事は、『本紙(作品)の保存と鑑賞に資すること』を信条にし、揺るぎの無い使命感と誇りがあります。常に時代や社会の求めに添いつつも不変と可変の姿勢を保ちながらこれからも邁進、精進して参ります。
限られた人生の中であと幾つの作品に携ることが出来るのだろうか。この様なことをふと考えるような年齢になってきました。目の前にある作品は、この世の中で唯一無二の存在。毎日が勝負。
50年100年先を見据え日々真剣に取り組んでいきたいと思います。

「表具師 岩崎正克」の特集番組が地元・富山で放映されました。ぜひ、Youtsubeで2代目・正克のこだわりをご覧ください。

3代目 岩﨑 太成

Message

大前提として、作品に対し余計な手間は加えずに劣化が進みにくいよう処置することを念頭に置きながら、作品に対して考え得る最高の修復処置を行います。歴史あるこの業界においてはまだまだ未熟な年齢ではありますが、先人の方達からの教えを守りながら更に良い方法を模索していきたいと奔走しています。一つ一つの工程に全力を尽くすことが結果としてお客様の満足に繋がると信じて作品と向き合うこと。これがすべてであると考えています。

3代目 太成は、修復技術の最高峰アメリカのNishio Conservation Studioで4年間、高度な専門技術を学んで帰国しました。また台湾でワークショップを開催し日本文化の発信に努めました。古来からある日本の技術に海外の合理的かつ良質な技術を取り入れて、岩﨑精正堂に新たな息吹を注ぎ込んでいます。

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