実家を整理していると下駄箱の奥から10年前に買ったスニーカーが出てきた。
「いや〜よく履いたなこれ〜」
「これ高かったんだよな〜」
「東京の上野で衝動買いしたんだよな〜」
と、当時の思い出が一瞬で蘇ってきた。
よりによってその靴は革靴で、手入れの手の字も知らないくらい無頓着で、ただただかっこいいな〜という思いだけで買ったのは間違いない。
一度ショッピングセンターの中にある靴修理の店にお願いしたことがあるが、そんなに期待していたほど変わらなくて、買った時のようにはもう戻ることはないんだなと落胆した覚えがある。
そこから段々と履く機会が減ってきて、自分の好みも変わってきたりして気付いたら下駄箱の奥に行ってしまっていた。

改めて見てみても傷んでいるというか枯れているというか。全体的に水分がないって感じ、、、
そこで思い切って手入れすることにした。一念発起
よし、綺麗にしよう!道具もないから買おう!Amazonポチッ
子供を寝かしつけてからが自分の作業タイム。
購入した道具一式セットに親切に手順が書かれた紙が同封されておりそれを見ながらゴシゴシ、カシャカシャ。

この馬毛や豚毛のブラシでカシャカシャやるのが意外と癖になる。
無我夢中で没頭してあっという間に1時間。完全にゾーンに入ってた。
出来上がったのがこちら


比較してみても一目瞭然。
素人の自分でもここまでの仕上がりになるとはと自画自賛。
そしてこの道具達すごいな、、、感動。
自分はよく旅先で靴を買うことが多いので、靴と旅の思い出はセット。
靴も思い出も大切にするという意味でこの靴磨きはとても有意義だったのではないだろうか。
またなかなか一つのことに没頭しづらい情報社会の中で、一つのことに夢中になるということはとても貴重な時間であると僕は考える。
これからも一つ一つ大切に良いものを長く使うスタンスでやっていこうと思う。
このブログも没頭してたな・・・。