ブログ(岩﨑太成 3代目)
2025年10月後半になるや否や急に寒くなってきましたね。
朝、布団から出るのも段々と辛くなってきました。まあ、娘(1歳)に無理やり布団を剥がされるんですが、、笑
中には早い方で年賀状の段取りをされている方もおられるのではないでしょうか?
ぜひついでに雪洞(ぼんぼり)のチェックも合わせてしてみてはいかがでしょうか?
毎年この時期になると急に雪洞張替の仕事が増えます。ありがたいことに。

長年使用しているとどうしても破れたり、茶色いしみが出てしまうものです。
こればっかりはなかなかしょうがないですね。
ちょうど別のお客様の雪洞を張替えていたところなのでその工程を一部ご紹介します。

古い和紙は全てめくり固く絞った雑巾で拭いて綺麗にした後一晩乾かします。
そのあとは型紙を取っていきます。
大き過ぎず小さすぎずちょうど良い大きさの型を取るのは意外と難しいです^^;

型紙を取ったあとは実際に本番用の和紙を切っていきます。
6面✖︎2個なので合計12枚切っていきます。


一面一面糊を塗って仕上げていきます。
糊を塗りすぎるとはみ出てしまいます。
糊がかすれてもいけません。
急がず焦らず無心でやることがコツです。

2個目の最後の一面になりました。
最後の一面は周りに和紙が貼ってあるので両手を中に入れることが出来ません。
なので私は奥の穴からピンセットで挟んで慎重に位置を決めていきます。
最初の頃は難しかったですが最近はなんてことなくなりました^ ^
張り始めてからここまで約1時間。張るスピードも昔に比べてだいぶ早くなった方だと思います。(自画自賛)
最後の一面だからといってペースを見出してはいけません。最後まで無心です。
雪洞を張り替えている時間は没頭しているので周りの会話が全く耳に入ってきません笑
靴磨きと同様、没頭する時間が好きな人間なのです。


そして最後に梅鉢紋のシールを貼ります。
これがなかなか緊張します。
このシール、なかなか良い値段するので失敗が許されません。
失敗したら赤字です?笑

無事張り終えることが出来ました!
張り替える前と後では一目瞭然ですね!
これですっきりと新年迎えれることを祈っております!
最後に料金になりますが、今回のような基本的な形、サイズ(高さ23センチ前後)のもので1組¥8,800(税込)になります!
大きさ、形によって値段は前後しますがお気軽にお問合せください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!